SNKRS(スニーカーズ)でほしいスニーカーを買おうとしたのに、まったく買えなかったという経験はありませんか。
実は、SNKRS(スニーカーズ)でのレアアイテムの取引の多くは、「BOT(ボット)」と呼ばれるソフトウェアによって自動化されています。
この記事では、The Shit Bot(通称:TSB)というBOTを取りあげ、個人でSNKRS(スニーカーズ)での自動購入をはじめるうえで、クリアしなければならない4つのハードルを説明します。
TSBは購入するのが難しい
個人でTSBを買うと100万円以上かかることも
The Shit Bot(通称:TSB)は、SNKRS(スニーカーズ)での取引を自動化するためのBOTのひとつです。
現在用いられているBOTのなかではもっともメジャーなものですが、無料で使うことはできません。
個人で年間ライセンスを買う場合、日本円で100万円程度と、とても高額になります。
TSBはグループバイでの購入が現実的だが
ただし、グループバイという、ユーザー同士の紹介制度を利用すると、3万円程度でライセンスを手に入れることができます。
もし、自分でも使ってみたいのなら、現実的にはこの仕組みを利用してライセンスを購入することになるでしょう。
そのため、TSBを購入するには、まず最初にTSBを利用している人を見つけて、コネをつくる必要があります。
初心者だと、身近にTSBを使っているような人はまずいないはずなので、そういう人を自分で探さなければいけないところが、ひとつめのハードルです。
TSBは推奨環境の準備が難しい
TSBを動かすには高性能なパソコンが必須
TSBはパソコンにインストールして利用するタイプのソフトウェアです。
とても高額なソフトウェアですが、やっていることとしては、ようするに大量のアカウントで購入時の手続きを繰り返すという単純なことをしているものと思われます。
イメージとしては、何百個ものブラウザを同時に立ち上げて、マウスやキーボードでの操作を一気に自動でおこなっているようなものです。
そのため、TSBを快適に運用するには、かなり高性能なパソコンが要求されます。
自分でTSBを動かすまでの下調べが大変
本格的にTSBを運用している転売ヤーの話だと、CPUはCore i7以上、メモリは32GB以上が推奨されています。
また、手元でTSBを動かすためのパソコンのほかに、必要に応じてサーバーを管理・運用するための費用が発生します。
資金面はもちろんですが、TSBを実際に動かすためには、こうしたパソコンについての情報をすべて自分で調べながら、使える状態にしなければならないハードルもあります。
SNKRS(スニーカーズ)アカウントの準備が難しい
必要なSNKRS(スニーカーズ)アカウントは50~1000アカウント
もちろん、TSBさえ用意すれば、すぐに取引の自動化ができるわけではありません。
どの程度の規模での運用を目指すかにもよりますが、まともに仕入れすることを目的とするなら、SNKRS(スニーカーズ)アカウントは50~1000アカウントくらい用意すべきとされています。
これらのSNKRS(スニーカーズ)アカウントを準備するためには、メールアドレス・住所・パスワード・クレジットカード情報をアカウントの数だけ用意しなければいけません。
初心者の場合、こうした情報を大量に準備する当てをつけることがそもそも難しいはずです。
SNKRS(スニーカーズ)アカウントの複数運用は「グレーゾーン」
また、そもそもという話であれば、個人で複数のアカウントを管理・運用すること自体が、SNKRSの利用規約で禁止されていることに注意すべきです。
SNKRS(スニーカーズ)にかぎらず、アカウントの譲渡や売買は「グレーゾーン」な部分なので、あくまで自己責任でやる必要があります。
TSBは仕入れの予測を立てるのが難しい
初心者が買い過ぎて失敗するパターン
どれほど時間や手間をかけても、それで実際にどんな商品をどのくらい仕入れることができるのか予測しづらい難しさがあります。
とくに、転売を目的としない初心者の場合、逆に必要以上に買い過ぎてしまうリスクを考える必要があります。
SNKRS(スニーカーズ)では、抽選販売の場合、当選通知が来てから30分以内にキャンセルを入れないと、自動的に購入が確定してしまうため、転売目的でない初心者が大量のアイテムの購入に不用意に成功してしまうと、かなり大変です。
それだけで高額な引き落としが発生しますし、その先ずっと自分では履かないスニーカーを自室に積んでおくことになりかねません。
初心者がまったく買えなくて失敗するパターン
また、SNKRS(スニーカーズ)側のBOT対策が強化されて環境が変化する場合があり、実際にTSBを導入して運用を開始しても、仕入れに成功しないこともあります。
たとえば、2021年1月に、100個のアカウントを用意して1か月間の運用をしたところ、結果的に1足も購入できなかったという話もあります。
このあたりの仕入れの予測の難しさをどう受けとめるかも、初心者にとっては大きなハードルだと思います。
まとめ
この記事では、The Shit Bot(通称:TSB)というBOTを取りあげて、個人でSNKRS(スニーカーズ)での自動購入をはじめるうえで、クリアしなければならない4つのハードルを説明しました。
TSBは基本的に転売目的の人向けに開発されている仕入れツールです。
初期費用としては10~30万円程度あれば運用をはじめることができますが、初心者が気軽に使いはじめるにはハードルが高すぎます。
そのため、もし自分がほしいアイテムを購入したくてBOTを導入したいのだとしたら、それはまったくオススメできません。
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