スマートシティ。トヨタとNTTが構想を推進?

生活情報

「日本の夜明けは近いぜよ――」トヨタ自動車とNTTが互いに2000億円規模の出資を行って株式を持ち合う資本提携に踏み切る方針を固めたことが明らかになりました。これには世界的に開発が活発になっている、最先端の街づくり「スマートシティ」の構想を推進するねらいがあります。

トヨタ自動車と言ったら2018年の世界販売台数はグループ全体で約1,059万台で3位、トヨタブランド単独では約886万台で世界第1位である日本人なら誰もが知ってる大企業です。またNTTは電気通信事業を主としている会社で携帯電話をよく使う方にはdocomoと同じグループの会社といった方がわかりやすいでしょうか。
いずれにしても日本トップの大企業同士が手を結ぶ…。胸が熱くなりますね!

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そもそもスマートシティとは?

スマートシティは今、世界のテクノロジー分野で話題になっている構想、プロジェクトのことで、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)などの先端技術や、人の流れや消費動向、土地や施設の利用状況といったビッグデータを活用し、エネルギーや交通、行政サービスなどのインフラ(社会基盤)を効率的に管理・運用する都市の概念で、すでに世界各国で実証実験が行われており、環境に配慮しながら、住民にとって、よりよい暮らしの実現を図ることを目的としています。

現段階では技術を導入・検証できる実証都市という意味合いが強いですが技術が普遍的に導入可能になれば私たちの生活にもスマートシティの概念が普及することでしょう。

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トヨタのスマートシティ!WovenCity(ウーブンシティ)構想

前項の通りスマートシティ構想は世界で実証実験が進められており、自動運転や電動化などの技術の実現のために導入実験の場を欲していたトヨタが立ち上げたのがWoven City(ウーブン・シティ)で、この街ではトヨタや参画企業や研究者によって様々な実証実験が行われる予定です。2021年初頭に着工する予定で、初期はトヨタ従業員やプロジェクトの関係者をはじめ、2000名程度の住民が暮らすことを想定し、デンマーク出身の著名な建築家がシティデザインを担当します。
Woven Cityの主な構想は以下の通りです。

■街を通る道を3つに分類し、それらの道が網の目のように織り込まれた街を作る。
■街の建物は主にカーボンニュートラルな木材で作り、屋根には太陽光発電パネルを設置するなど、環境との調和やサステイナビリティを前提とした街作りを行う。
■暮らしを支える燃料電池発電も含めて、この街のインフラはすべて地下に設置する。
■住民は、室内用ロボットなどの新技術を検証するほか、センサーのデータを活用するAIにより、健康状態をチェックしたり、日々の暮らしに役立てたりするなど、生活の質を向上させることができる。
■e-Paletteは人の輸送やモノの配達に加えて、移動用店舗としても使われるなど、街の様々な場所で活躍する。
■街の中心や各ブロックには、人々の集いの場として様々な公園・広場を作り、住民同士もつながり合うことでコミュニティが形成されることも目指す。

Woven Cityのこれから

Woven Cityの実現に向けては、車のデータなどを瞬時に処理できる大容量の通信インフラの整備や収集したデータの取り扱いなどが課題になっていて、トヨタとしてはこうした課題の解決に向け、すでに「スマートシティ」のノウハウがあり、大容量の情報を瞬時にやり取りできる6Gの開発を進めるNTTとの関係強化が必要と判断したものと見られます。いずれにせよ、日本のトップ企業同士が手を結ぶことは日本の産業復興の大きな起爆剤になりえるでしょう。

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