桜を見る会の問題点とは?招待者や不起訴の決定がどうなったか。

生活情報

安倍前首相が主催していた桜を見る会の前夜祭で、いくつかの問題が指摘されていることは知られていると思います。

一度は不起訴となりましたが、どうやら動きがあったらしいので今回は桜を見る会とはの解説と、どうなったかについて、今後の展開になどをを取り上げます。

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桜を見る会の問題点とはどのようなものか

ところで、桜を見る会とはどのような催しで、どのような問題点があったのか、ここでおさらいしていきましょう。

桜を見る会の前身として、1881年の「観桜御宴」、1883年~1938年に行われていた皇室主催の観桜会があり、これを復活させる形で当時の首相である吉田茂が1952年に総理主催で開催したのが最初となっています。

中止した時期もありましたが、2019年までにほぼ毎年、計64回実施されています。

似たようなものに皇室主催の園遊会、環境大臣主催の菊を見る会があります。

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桜を見る会の問題点となったのは?

しかし招待者に公的な資金で運営される桜を見る会に首相の支援者が多数いた事で税金の使った買収では?との声や、年々増える招待者と費用にも疑問の声が上がりました。

問題発覚後には招待者名簿の取り扱いについて、すぐに破棄したと答弁したり、廃棄の記録がないなどのずさんな扱いも問題点になっています。

桜を見る会に招かれた招待者にも問題が?

桜を見る会の招待者についてですが、各界において功績、功労のあった人を招き慰労することが目的となっています。

しかし政権与党の中で裁量される、いわゆる政治枠と言われる招待者はチェックが十分ではなく、半グレや反社会的勢力と言われる人々までいたといいます。

また、芸能人も招待されていましたが、参加者や辞退者の経緯の説明を見ると、特定の人物ではなく場を盛り上げるために芸能人を呼んでいる様子が見て取れ、会の趣旨に反しているのでは?との指摘もありました。

桜を見る会の前夜祭はどのようなものだったかの解説

桜を見る会の前夜祭の問題について解説すると、主に当時の安倍首相が2013年~2019年の桜を見る会の前日にホテルで開いていた夕食会の事です。

桜を見る会と異なり主催は後援会であり、公的ではありません。

参加者はおもに地元(山口県)の支援者だったようです。

参加費は5000円だったようですが、この金額と開催場所が釣り合わないことで問題が起こっています。

桜を見る会に関する告発により安倍前総理の起訴、不起訴はどうなった?

桜を見る会に関する問題はどうなったのか、この問題に対しては、2019年末から複数回にわたって告発が行われていました。

検察が対応したのは「『桜を見る会』を追及する法律家の会」(以下、「法律家の会」)が提出したもののようです。

2014年以前は問題があったとしても時効となっているため、2015年~2019年の5期が対象となっています。

告発により起訴検討された内容

法律家の会は5月21日と12月21日の2度にわたって告発状を提出しています。告発した有志が第1次の告発状などを公開しています。

これらによると、刑法60条に基づき安倍前総理、公設第一秘書、後援会の会計責任者、資金管理団体(晋和会)の会計責任者に正犯が成立するとしています。そして

  1. 4人に対し、後援会や資金管理団体の収支報告書に前夜祭の収入(参加費の受領)や支出(ホテルへの支払い)が記載されていないこと(政治資金規正法12条、25条1項の2)
  2. 安倍と秘書に対し、前夜祭の費用は会費でまかなえるとは考えられず、不足分が寄付に相当するといえること(公職選挙法199条の5)
  3. 安倍に対し、資金管理団体が支払いの事実を記載していないということは代表責任者として重大な過失をしていること(政治資金規正法27条2項)
  4. 安倍に対し、資金管理団体の責任者について代表者としての選任や監督を怠ったこと(政治資金規正法25条2項)

この4点も抵触するとしています。

桜を見る会の前夜祭に関する問題、検察は不起訴に

桜を見る会に関する問題について、検察ではほとんどの点が不起訴になり、その理由としてこのうち秘書の1.については、

  • 2016年~2019年分の収支については2020年12月24日で略式処分(罰金の支払い)が済んでいます。
  • 2015年分については不起訴とされましたが2月2日に法律家の会から申し立てがありました。3月3日に審査会で不起訴不当とされましたが最終的に4月27日をもって不起訴となりました。

残りは2020年12月24日に不起訴とされました。

検察審査会での議決は

安倍前総理は嫌疑不十分で不起訴にはなりましたが、28日にはこれを不服とした市民団体「税金私物化を許さない市民の会」が検察審査会に申し立てたようです。

これは翌年1月4日に受理されました。法律家の会も2月に上記のものを含めた申し立てをしているそうです。

そして7月15日に議決し、以下のようになったそうです。

検察の判断は?

今回の検察の最終的な判断は

  • 安倍:1.と3.(収支の記載をしていないという事実とそれをしたという過失)は不起訴相当、残りは不起訴不当
  • 秘書:2.が不起訴不当
  • 後援会の会計責任者:1.が不起訴相当
  • 晋和会の会計責任者:1.が不起訴不当

不起訴不当になっているものに関しては、一部の参加者の感想だけで判断していること、被告以外の証言や外部資料を要することが理由となっているようです。

不起訴不当になったものは検察が再度捜査して、起訴するかどうかを決めることになります。起訴相当と違い、起訴する権限は検察が保持します。(つまり検察が不起訴と決めたら捜査は終わる)

今後の展開、桜を見る会はどうなるか

さて桜を見る会について今後の展開ですが、安倍首相の時期は前夜祭の他にも疑問点が存在しており、必要性が疑問視されています。

現在は菅総理の意向により開催は検討されていません。感染症対策として開催できないということもありますが、開催するとなるとこの行事が公的と認識されるような行動や調整が必要になるでしょう。

疑問点の1つとして急激に増えた参加者(2010年で約10000人→2019年で約18200人)と支出があるため、少なくとも招待者をうまく決めるのが必要でしょう。目安は園遊会の2500人前後になりそうです。

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