「乱数調整のリバースシンデレラ」最後のシーンやタイトルの意味を考察

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お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品さんが設立したレーベルから「乱数調整のリバースシンデレラ feat. 彩宮すう(CV: 竹達彩奈)」が配信され、粗品さんの作詞センスや独自のアイデアなどが話題を呼んでいます。

今回は、作中における「乱数調整」や「リバース」が指す内容を探りながら、MV最後のシーンについて考察し、楽曲タイトル「乱数調整のリバースシンデレラ」の意味を読み解きます。

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タイトルの「乱数調整」とは何のこと?

そもそも乱数調整とは

「乱数調整とは、運やランダム性が要素として存在しているゲームの一部で可能な、特定の操作によってランダム性を自由に操る行為である。」アニヲタWiki(仮)より引用

ゲームの中では、乱数というランダムな数字の配列がある中で、それらを自分の望むように選択し、意図した結果を導き出すことを乱数調整と言います。

一番能力が高くて強いキャラクターが出てくるようなルートを、自分で自由に選び出すようなイメージです。

作中での乱数調整の意味

「乱数調整のリバースシンデレラ」に置き換えて考えると、歌詞に多数登場する、一見規則性の無いように見える数字が「乱数」にあたります。

作中では、それらを思うままに用いて、普通はそう起こらないであろう結末を強制的に導き出すことを「乱数調整」と捉えることができます。

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タイトルの「リバース」が示す2つの意味

「リバース」は「逆」や「逆さま」を意味する英語ですが、乱数調整のリバースシンデレラの中では、何を指しているのでしょうか。ストーリーやMVの演出から読み解きます。

1つ目のリバースが指す意味

1つ目のリバースは、童話のシンデレラとは立場や役割が逆になったストーリーにあります。

一般的な童話のシンデレラでは、王子様が舞踏会で運命の女性と出会うお話でしたが、本作では、お城で暮らしながら運命の相手を探して奔走するのは女性、お城の舞踏会に招かれる「シンデレラボーイ」は男性となっています。

相手の男性がガラスの靴を身に着けているのもまたリバースと言えます。

2つ目のリバースが指す意味

2つ目のリバースは、MVのラストシーンで、数字を数えるカウンターが逆さまにひっくり返る演出のことを指しています。

八百万や幾千など、歌詞中の数字が足されていくと、カウンター上にデジタル表記の「53045514」という数字が出てきます。

これが逆さになることで「his shoes」(彼の靴)と読み取れる文字が現れます。

「乱数調整のリバースシンデレラ」最後のシーンの意味

最後のシーンでは、靴の持ち主が見つからず、片方のガラスの靴を抱え泣いている主人公と、メガネを外し微笑む執事の姿が描かれています。

さらに執事はガラスの靴のもう片方を持っており、逆さまになったカウンターの数字から読める「his shoes」(彼の靴)から、ガラスの靴が執事の物だったということが分かります。

舞踏会で好きになった男性と、メガネを外した執事の顔が同じだと気づいた主人公は、「はっ」と息をのみ、MVが終了します。

最後のシーンは、主人公の女性が探していた意中の人は、いつも傍にいた執事の男性だったと説明するものでした。

タイトル「乱数調整のリバースシンデレラ」の意味は?

今までの内容を踏まえて考えると、タイトルの「乱数調整のリバースシンデレラ」は、「結末を意図的に操作された、逆シンデレラのお話」という意味として解釈できそうです。

作者である粗品さんによる意図的な操作(乱数調整)により、主人公が恋する王子様が実は自分の執事だったという、普通なら到底起こりそうもない結末が導き出されたのです。

さいごに

粗品さんご本人が「今まで作った曲の中で、歌詞に一番時間が掛かった。」とおっしゃる通り、「乱数調整のリバースシンデレラ」は複雑な仕掛けがふんだんに盛り込まれた作品でした。次作への期待が増すばかりですね。

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