自衛隊の宇宙作戦隊の訓練が公開 活動内容や目的、シンボルマークについて

生活情報

昨年12月に報道機関向けに自衛隊の宇宙作戦隊の訓練の様子が公開されました。

宇宙作戦隊はその名の通り、宇宙領域を専門とする自衛隊の部隊です。

今回はこの宇宙作戦隊の活動内容や目的、シンボルマークや今後の方針について調べてみました。

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宇宙作戦隊の活動内容と目的

宇宙作戦隊の活動内容は、人工衛星やスペース・デブリ(宇宙ゴミ)を監視・分析し、衛星の衝突事故を防ぐことです。

地球の周辺には運用中の人工衛星が3000基以上周回しており、衛星同士の衝突事故が発生することがあります。

実際に昨年の12月7日には、アフリカ大陸の上空550キロで2つの衛星が衝突寸前まで接近する事例が起こりました。

また、ロシアや中国、インドでは衛星を攻撃するミサイルや兵器の開発が進められており、その攻撃の危険性があると同時に衛星攻撃兵器の試験で新たなスペース・デブリが大量に発生するのではないかと懸念されています。

万が一衝突事故が起こり気象衛生や通信衛星が機能を失うと私たちの生活にも膨大な影響が出るため、それを防ぐのが宇宙作戦隊の目的となります。

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宇宙作戦隊の発足と訓練の様子

宇宙作戦隊は昨年の5月に発足し、東京の府中基地を拠点としています。

当時の防衛大臣である河野太郎氏は「新たな安全保障環境に一刻も早く適応するために、早急に宇宙状況監視などの体制を構築しなければならない」と宇宙作戦隊の必要性を訴えていました。

昨年の12月16日には、アメリカと中国の人工衛星のニアミスについて監視・分析する訓練の様子が報道されました。

宇宙作戦隊のシンボルマーク

活動の他に注目を集めているのが宇宙作戦隊のシンボルマークです。

シンボルマークの中心には地球と、その近くを周回する人工衛星の軌道が描かれています。

発足が2020年であることにちなんだ大小20個の星と、23年度から運用される予定の6基のアンテナもデザインに盛り込まれています。

このシンボルマークをデザインしたのは宇宙作戦隊の隊員で、丸茂吉成・航空幕僚長は「将来の無限の可能性と夢を表すシンボルマーク。隊員は誇りを持って士気高く、職務に邁進してほしい」と語りました。

宇宙作戦隊の今後

宇宙作戦隊の現在の隊員数は約20名で、今後舞台運用の検討や人材育成を実施し、将来的には100人規模にする方針です。

宇宙状況監視の本格的な運用は2023年度を目指しており、2026年度には宇宙監視用の衛星の打ち上げも計画しています。

宇宙作戦隊というとどこか現実離れした響きにも聞こえるかもしれませんが、実際には私たちの生活を守ることにもつながっており、これからどのような活動を行っていくのか期待が高まります。

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