コロプラと任天堂の長引く裁判の内容や和解への道、任天堂法務部について

ゲーム

2018年に始まったコロプラと任天堂の裁判が、4月に任天堂が賠償金の増額を行ったことで再度注目を集めています。

今回はコロプラと任天堂の裁判の内容と、なぜ訴えられたのかということや、結果に関する最新の情報、和解の可能性や、よく名前があがる任天堂法務部について調べてみました。

スポンサーリンク

コロプラはどのような内容でなぜ任天堂に訴えられたのか?

事の発端は、任天堂がコロプラに対し特許侵害があったとして、賠償金の請求とアプリ「白猫プロジェクト」の配信の差し止めを要求したことを公表したことでした。

特許侵害の内容は、タッチパネルをジョイスティックで操作する技術の特許、タッチパネルを長押しした後、指を離すと敵キャラを攻撃する操作の特許などに加えて、後から新たに侵害されたとする1件を追加した6件です。

これらの技術の特許権は任天堂が取得しているものの、ゲーム業界の発展のためにと任天堂が無償で提供していました。

しかし、コロプラがこの技術を利用したコントローラーに関する特許を取得したことで、特許侵害であると任天堂がコロプラを提訴したのです。

スポンサーリンク

コロプラと任天堂の裁判の結果はまだ出ていない

2018年2月に行われた口頭弁論を皮切りに、以降何度もコロプラと任天堂の口頭弁論は続いているようですが、2021年5月となった現在も判決は出ていません。

コロプラはユーザーに対し、アプリ配信の停止はあり得ないと声明を発表しつつも、特許侵害に抵触しているとみられるゲームの仕様変更を実施するなどして、裁判を長引かせてきました。

これに対し任天堂は提訴後の時間経過を理由に、今年2月に賠償金を約49億円に増額し、さらに4月には約96億円に増額させました。

コロプラは「訴訟の結果がどのようになっても、仕様変更等を通じてサービスを継続する」と以前から声明を発表しており、4月の賠償金増額の際にも「当社のゲームが任天堂の特許権を侵害する事実は一切無いものと確信しており、その見解の正当性を主張していく方針」と繰り返し発表しました。

コロプラと任天堂の和解はありえるのか

判決が出るまでに、任天堂が納得できる条件を提示し、それを任天堂が承諾すればコロプラとの和解の可能性もあり得ます。

しかし、今回の裁判のきっかけである特許権の取り消し無しには、和解は成立し得ないでしょう。

任天堂が配信の差し止めを要求している「白猫プロジェクト」は、コロプラの生命線とも言える人気アプリであるため、このゲームの配信停止だけは避けたいところでしょう。

しかし、裁判は早い段階から任天堂の優勢で進められてきており、任天堂がこれ以上譲歩をするメリットがないことから、すんなりと和解の道へ至れる様子ではありません。

最強と言われる「任天堂法務部」とは

現在の任天堂法務部

実は現在の任天堂には「任天堂法務部」という部署はなく、2007年以前に「任天堂知的財産部」という名前に改称されています。

任天堂が関わった裁判や訴訟は、ほとんど任天堂側が勝っているため「任天堂法務部は最強」という伝説も込みで、今もゲームファンの間では任天堂法務部と呼ばれることが多いのです。

任天堂法務部が関わった裁判

任天堂法務部が関わった裁判で代表的なのは、アメリカのユニバーサル社から「ドンキーコングはキングコングのパクリ」と訴えられた事件です。

任天堂法務部は弁護士の助力も得て、当時のユニバーサル社がキングコングの映画のリメイク権を取得していないことを指摘しました。

さらにユニバーサル社がライセンスしていたゲーム「キング・コング」は、任天堂のドンキーコングのパクリということを逆に認めさせて、賠償金まで勝ち取ってしまったのです。

さいごに

裁判が始まった当初は徹底抗戦の姿勢を見せていたコロプラですが、ゲームの仕様を変更したことから「和解で解決したい」という戦略にシフトチェンジしたのではないかと言われています。

この仕様変更をコロプラの全面投降と見る声も多く、裁判は任天堂の勝訴で終わるだろうという見解がネットではあふれています。

今のゲーム業界の中心になっているスマホアプリの会社であるコロプラと、古くからゲーム業界を支えてきた重鎮である任天堂のの裁判は、どのような結末を迎えるのでしょうか。

コメント