分身ロボ(アバターロボット)でできる事、newme(ニューミー)法人・個人レンタル価格は?

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分身ロボット(アバターロボット)は、人間が遠隔操作できるロボットのこと。

新しいコミュニケーション様式を提供するプロダクトとして、近年、社会的にも大きな関心が寄せられています。

この記事では、newme(ニューミー)やOriHime(オリヒメ)といったサービスの紹介と、利用してできることの例、実際に法人・個人でレンタルするのに必要な価格の目安などを説明します。

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分身ロボット(アバターロボット)ってどんなもの?

分身ロボット(アバターロボット)は、国内でもすでにいくつか開発が進められていて、実際に利用できる態勢が整いつつあります。

意識と存在感を伝送する「newme(ニューミー)/avatarin(アバターイン)」


ANAホールディングスが2019年ごろに発表し、実証実験が進められていたnewme(ニューミー)/avatarin(アバターイン)は、前者の名前で開発されているアバターロボットと、後者の名前が付けられた遠隔操作用プラットフォームを合わせて提供するもの。

newmeは、100~150センチくらいの高さの位置にタブレット端末のようなパーツが付けられたロボットで、4輪ある車輪によって自由に操作することができます。

カメラ・マイク・スピーカーを内蔵していて、実際にその場に移動する代わりに「意識と存在感を伝送する」体験を提供することをコンセプトにしているようです。

小型の分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」

newmeはむしろ変わった見た目のもので、アバターロボットとしては、Pepperのようなロボットらしい外見のほうがイメージに近いかもしれません。

オリィ研究所のOriHime(オリヒメ)は、そうした「分身ロボット」のなかでも比較的小型な製品のひとつです。

OriHimeは、高さは23センチ程度と、デスクに置いて使える人形のような印象のもの。

ロボットらしい無機質的なデザインながら「頭」や「手足」があしらわれており、ゲームのモーション機能のような身振りを用いたコミュニケーションができるのが特徴です。

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分身ロボット(アバターロボット)の社会的モチベーション

分身ロボット(アバターロボット)の開発は、私たちが生身の「身体」や置かれた「場所」に縛られずに生きていける社会を実現したいというモチベーションと結びつけて語られているようです。

たとえば、newme/avatarinは「既存移動手段の課題(環境負荷、身体的負荷、コスト、距離的制約、時間的制約、精神的ストレス、インフラ整備、外的要因、衛生リスク、国交など)」を解決するための新しいモビリティと位置づけられています。

「身体」や「場所」といった物理的な制約からある程度自由になることは、私たちの社会参加のための選択肢を広げるとともに、孤独感などの軽減につながるものと期待されます。

分身ロボット(アバターロボット)を利用してできること(利用例)

分身ロボット(アバターロボット)の主な用途は、さまざまな事情から物理的に移動することが困難な人たちのために、実際にその場に行くことの代わりとなるような体験を提供することです。

そのため、まずひとつには、病気でベッドから動けなかったり、障害があって移動が制限されたりする人向けに、実際に移動することの代替手段として用いることができます。

また、とくに現在の社会状況のなかでは、健康な人であっても移動することのハードルが高くなっていることから、実際に移動することにかかるコストやリスクを低減できるのは大きなメリットといえます。

具体的な利用例としては、接客業を含む多様な業態での在宅勤務のための利用や、博物館・美術館といった場所での体験型ツーリズム向けの利用も見据えられているようです。

分身ロボット(アバターロボット)利用上の注意点

ただし、分身ロボット(アバターロボット)は必ずしも「既存のモビリティを置き換えるものではない」点には注意が必要でしょう。

分身ロボット(アバターロボット)は既存の体験の幅を広げるものではない

まず、現在の分身ロボット(アバターロボット)は、コミュニケーションの範囲を超えて、利用者が現実世界にはたらきかけるためのインターフェイスとしては非力なものです。

そもそも「分身ロボット」は、主にコミュニケーション用途で開発されているものであるため、対面でのコミュニケーション機会を代替するものにすぎません。

そのため、既存の「分身ロボット」を導入することによって従来なかったような体験の幅が広がるといったことはおそらくなく、あくまでオルタナティブなコミュニケーション技術くらいに考えるのが無難かもしれません。

分身ロボット(アバターロボット)の弱点は「ハプティクス(haptics)」と「臨場感」

近年流行りのVRやARに関連する話題としては、五感のなかでも触覚に対するフィードバックの実装は「ハプティクス(haptics)」と呼ばれ、関心の高いキーワードのひとつです。

しかし、このあたりを十分にカバーできる技術は、既存のアバターロボットにはまだ搭載されていません。

また、たとえば、水族館での体験型ツーリズムでの利用を念頭に置く場合、モニター越しに見る生きものと実際に水槽越しに見る生きものとでは、やはり実際にその場に行くことに由来する臨場感ある体験が失われているはずです。

分身ロボット(アバターロボット)の利用にあたっては、それでどのような体験を伝達したいのか(その体験はアバター越しであっても過不足なく伝わるものなのか)をよく見極める必要があるでしょう。

分身ロボット(アバターロボット)の法人・個人レンタル利用の価格の目安は?

2021年7月現在で、主な分身ロボット(アバターロボット)サービスの法人・個人レンタル利用にかかる価格の目安は次のようになっています。

各サービスのリンク

各サービスの内容と価格・利用形態

サービス名
価格
利用形態
avatarin パブリックプラン

¥69,800/1月 *6ケ月~

法人向けレンタル

avatarin プライベートプラン

非公開

法人向けレンタル

OriHime Biz

¥40,000/2週間~

法人向けレンタル

OriHime Lite

¥21,780/1月 *12ケ月~

個人向けレンタル

temi the personal robot(本体のみ)

¥599,500

買い切り

avatarinについては、レンタル費用のほかに、利用実績に応じたサービス手数料が別途発生します。

また、avatarinのプライベートプランは個人向けレンタルではなく、特定のオフィス内での利用など、アバターロボットと実際に接触する人が特定の範囲に限定される場合に選択できるプランです。

そのほか、実際にかかる費用としては、表中の数字は税込み表示かどうかなどの点でブレがあるため、詳細はそれぞれのサービスのサポートに問い合わせてください。

さいごに

注目度が高まりつつある分身ロボット(アバターロボット)ですが、現段階ではベンダーからのサポートを得ながら、ビジネス用途で利用できるようになりつつある状況です。

本文ではあえて紹介しませんでしたが、temiのように開発者向けSDKを公開したうえで、ユーザー側が用途にあわせて機能開発できる選択肢も登場しています。

今後も利用事例を注視しながら、将来的にどのような使い方ができそうか考えていくとよいかもしれません。

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